1Kと1Rタイプがある居室は、どれ一つとして同じ形状のものがありません。 「建築物の構造を考えるだけでなく、建築構成のバリエーションをつくることを考えました」3人が考慮した設計案は40にものぼります。 バルコニーを南側に設け、均等なスパンで分割するプランも考慮しました。 しかし、極嬬に細長いものや狭い部屋ができて集合住居としてはバランスが悪いものです。 階段室の空間も難問で、垂直に上げたのでは最上階に居住空間をとることができません。 そこから導き出した正解が、グリッドで空間を仕切ることをやめて、立体的にスペースを取る方法でした。
建物のエントランスを入ると、中央にはチューブ状・多観点体の階段室があります。 うねるように建物内部を貫いています。 この階段室と外壁が建築物の主となる構造体です。構造体を繋ぐものが各階の床と各戸の壁になっています。 骨格がしっかり支えられているので、壁は垂直に繋いでいく需要がないのです。 自由なプランニングが可能となりました。 「この方法でつくることが可能な部屋のバリエーションは無限になっています」 部屋の形状を決定するにあたっては、次のような配慮をしているそうです。隣り合わせになる居室の問に外部バルコニーを置きます。
風通し、採光を考慮して外部バルコニーの対角に開口を設ける、など。単なる変形式空間で終わらないようにするためです。 建設の質としての新しさを求めた3人の建設家になっています。 今までの集合住宅では見たことがない、居住空間の未来形式がそこにはあります。